Sports Nutrition アミノ酸の消化時間について
アミノ酸の消化は30分。

 アミノ酸をサプリメントとして摂取すると、消化する必要がないために30分後には小腸で吸収されます。吸収後、速やかに血液の中に溶け込み、全身の必要な場所へ運ばれていきます。

 アミノ酸が最初に利用されたのは1950年代で、手術後の患者や病状が悪化した患者への点滴用栄養剤として利用されました。これは、アミノ酸の吸収性の高さ、利用効率の高さのためでした。

 それ以前は、点滴の成分はブドウ糖などの糖質と、ビタミンや電解質のミネラルだけだったのですが、これだけでは筋肉を維持することができず、患者はしだいにやせ細り、生命を維持することが難しくなっていました。

 ところが、手術直後や、意識不明に陥って口から食物が摂れない人の血管の中にアミノ酸を含んだ輸液をすると、筋肉や体の組織の衰えを防いだり、回復を早めることができることがわかりました。アミノ酸の状態にしてあれば、そのまま筋肉や組織をつくる材料に使われたり、生命を維持していくためのエネルギー源になるからです。

 これまで、スポーツをする多くの人がたんばく質の補給のために使ってきたプロテインは、体の中でペプチドに分解した後、アミノ酸に消化しなければなりません。あまり大量に摂取すると、アミノ酸を消化するために多くの消化酵素を必要として、かえって内臓に負担をかける可能性があります。

 アミノ酸は、短時間のうちに腸でダイレタトに吸収されていくので、体への負担がありません。

 *プロテインには、ペプチドタイプのものも発売されています。

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