Sports Nutrition アミノ酸のL-カルニチンについて
 L−カルニチンは、最近の研究で体にたまっている脂肪をエネルギーに転換するうえで重要な役割を果たすだけでなく、低血糖症をコントロールする助けとなり、狭心症の発作を減らし、糖尿病、肝臓病、腎臓病の患者にも恩恵をもたらすことがわかってきました。
 現在では、激しいトレーニンがグできる時間をひき延ばせるようにするために一部のスポーツ選手にも使われています。
 心臓はL-カルニチンに依存していて、このアミノ酸が欠乏すると心臓の組織が悪化する原因になります。カルニチン源となる自然の食品の主要なものは、肉、とくに馬肉や心臓と乳製品です。
 スポーツする上で体内の重要なスタミナ源はグリコーゲンと共に脂肪酸ですが、この脂肪酸が貯蔵庫の脂肪組織から血中に放出され、筋肉細胞に取り込まれても、筋肉運動のエネルギー源であるATPの生産に役立つためには、細胞内の袋のような状態になっているミトコンドリアに取り込まなければなりません。
 脂肪酸がミトコンドリアの袋、これはバレーボールのように外側の皮と内側のチューブの皮のように二重になっており、その二重の袋を通過して中に入るには「カルニチン」が必要となります。
 脂肪酸はカルニチンに手をつないでもらわないと2枚の膜を通過できない仕組みになっています。脂肪酸をエネルギー源として使える率は、グリコーゲンをどれくらい節約しながら運動を続けられるかに関係しています。したがってカルニチンはスタミナに関係する重要な物質です。
 カルニチンは必須アミノ酸のメチオニンとリジンの二つのアミノ酸から体内で合成できるので、必ずしもカルニチンそのものを食物から摂る必要はありません。
 しかし、筋肉が萎縮してしまう筋萎縮症の原因の一つに、カルニチン合成酸素が欠けていたり、カルニチンと脂肪酸を結合させる酵素が欠けているなど、カルニチンが関係しています。
 したがって、脂肪のエネルギー代謝を活発に行うスポーツ選手などの場合には、カルニチンそのものを食物から摂るようにすることも大切です。
 イタリアのマルコニー博士らは最近、カルニチンを1日当たり4g、2週間与えたとき、酸素摂取能が増すことを実験的に確認しています。すなわち、カルニチンを摂ることでスタミナが高まったと報告しています。
 カルニチンは肉類に多く含まれていますが、脂肪の摂取オーバーにならないように注意することが大切です。

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