Sports Nutrition ケガの痛みや炎症などを緩和するプロメライン
 アメリカなど海外で利用されているプロテインには、プロメラインというパイナップルに含まれる酵素のひとつを配合しているものが多くあります。
 ブロメラインには、ケガによる痛みや炎症をやわらげたり、トレーニング後の筋肉回復を早める働きがあります。プロメラインには天然の抗炎症剤が含まれており、ねんざや、ほかのケガによる痛みを軽減するのに用いられています。
 パイナップル果汁に含まれる酵素のブロメラインには炎症を抑え、たんばく質を分解する強いカがある優秀な消化酸ですので、食物やサプリメントに含まれる栄養分の吸収を高めてくれます。傷ロの痛みや炎症を抑える作用もあって、少なくともこの点では、イブプロフェンやナプロシンなどの非ステロイド性炎症薬(NSAID)よりすぐれていることは確かと思います。
 NSAIDは普通、炎症の原因となるホルモン性の化合物、プロスタグランジンを抑制し、炎症を抑えます。しかしプロスタグランジンには胃の内壁を保護する働きがあるため、NSAIDは胃の不調や、さらにひどい出血性の潰瘍などを引き起こします。
 プロメラインはこれとは逆に、限局性のはれの原因となるフイブリノーゲンを分解する体内化合物、プラスミンの生成を刺激して炎症を抑えてくれます。ブロメラインは痛みと炎症の緩和に効果があるうえ、NSAIDに特有の胃腸の不快感を伴いません。
 プロメラインは、アメリカでは消耗性のケガの多いアスリートの間に普及しつつあります。ブロメラインはフイブリノーゲン (血液凝固T因子) に作用するため、凝血などの深刻な症状も防ぎます。
 フイブリノーゲンは血液の凝固に必要な物質です。フイブリノーゲンのあるおかげで、私たちはケガをしても出血が止まりますが、フイブリノーゲン値が異常に高くなると、必要以上に凝血して心臓病や心臓発作を引き起こします。実際、フイブリノーゲン値が高い人は心臓病の雁病率が高くなります。
 喫煙者は、フイブリノーゲン値が平均より高い傾向にあるため、心臓発作を起こす割合も高くなります。ある研究で、心臓病患者にブロメラインを与えたところ、フイブリノーゲンが分解され、血液細胞同士の固着を阻害することがわかけました。ドイツでは、心臓病患者に毎日1000〜1400mgのブロメラインを投与したところ、患者14人の狭心症や胸の痛みが完治しました。なかにはわずか3日間で改善した患者もあり、ほかの患者についても、90日以内に症状が改善されました。
 これまでに心臓病にかかったことのある人は、養生法にブロメラインサプリメントを加えることを医師や専門家に相談してください。ブロメラインは心臓血管に効果のあるサプリメントに配合されています。

 最後に、ハードなトレーニングは筋肉をつぶし、再構築することにより筋肉繊維が太くなります。筋肉を作り出すために材料としてのプロテインを摂取することは大変大切ななポイントになります。
 カラダに与えたダメージをいち早く回復させるためにブロメラインとプロテインの併用が良い選択と思えます。
 
*ブロメラインはパイナップル酵素と表記されている場合があります。

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