脂質は、体内で皮下脂肪・腹腔内脂肪(おなかの中の脂肪)などとして蓄積されます。これらはエネルギー源として利用される以外にもスポーツ選手にとって重要な働きがあります。
皮下脂肪は体熱が逃げにくく,体温を保つのに役立っており、また、食事が取れなかった時エネルギー源として利用されています。しかし、脂質はとりすぎの心配があっても不足の問題は考えることはありません。
スポーツ選手の引退後にこの皮下脂肪があるために急激に太ってしまう人がいますので特に消費カロリーと摂取カロリーのバランスが大切てす。
最近の研究により、脂肪の摂取方法により持久力の向上の認められる脂が紹介されています。
順天堂大学沢木教授が陸上選手を利用した研究発表によると、「N3脂肪(オメガ3脂肪)を利用したグループと未使用のグル−プでは、記録の短縮が明らかに違っている。」と報告しています。また、それ以外の報告によると、摂取後6週間後より安静時脈拍が4程度少なくなりだすとの報告があります。
さらに詳しく脂肪について知っていただければ・・・・GOOD!
数百年前まで人間はほんの少しの脂肪を穀物、種子、などから摂取していたのに過ぎなかったのですが、今日は状況がまったく違っています。
特に日本では、動物性のバターや牛脂、豚脂、植物性の大豆油、菜種油、サフラワー(紅花)油、オリーブ油といった「油脂類」を多く摂取するようになりました。その結果、心臓疾患で死亡する人やガンで死亡する人が増加しています。成人病の予防のために脂肪についてよく知っていただくことが大切です。
脂肪の特徴と働きについて
体を保護する作用 脂肪はすぐれた絶縁体でクッションになっています。体は皮膚と皮下脂肪に包まれていますが、これは体温を維持る大切な作用の一つです。「痩せていることが美しい。」と思っている若い女性が多いですが、実は大変な間違いなのです。液体脂肪である皮膚の脂は、顔色に輝きを与え、髪に艶を与えてくれます。本当の美しさは皮膚の輝きです。ダイエットは大切ですが案山子にならないようにしたいものです。
細胞膜の主要成分
細胞膜の構成成分である脂肪は、細胞に出入りする栄養素の運搬役として重要な役割を持っています。そのために活性酸素による酸化(過酸化脂質)から守らなければならないので、体内抗酸化物質のビタミンEの大部分をここで取り込みます。
ウエイトコントロールに役立つ
食物中の脂肪は空腹感を和らげます。脂肪は胃の貯蔵時間が長く、消化に4〜5時間かかります。炭水化物は1〜1.5時間で消化しています。したがって、朝食のトーストは活動エネルギーを1.5時間供給し、トーストに塗られたバターは昼食時までエネルギーを供給することになります。
脂 肪 の 元 素
脂肪は、炭素原子Cに水素原子Hと酸素原子Oが結合した2種類の分子からできています。一つはグリセリンでもう一つは脂肪酸と呼ばれています。この脂肪酸の炭素結合の長さにより、脂肪の種類が変わってきます。また、グリセリンと脂肪酸の化学結合によりできるのがトリグリセライド(中性脂肪)と呼ばれています。体内脂肪の95%以上がトリグリセライドで、残りが、レシチンのようなリン脂質またはコレステロールなどのステロール型になっています。トリグリセライドはエネルギー源として脂肪細胞に貯えられ、燃焼してエネルギーとして利用される。体にとって大切なのは、血漿と細胞膜の主成分として必要なリン脂質とステロールをつくる僅かな脂肪だけです。トリグリセライド脂肪が肥満のもとになります。
脂肪の2タイプ
脂肪には。飽和脂肪と不飽和脂肪があります。飽和脂肪は炭素原子が可能な限り水素と結合している(図1)形です。一般に動物性脂肪で室温では固形でバターや牛脂、豚脂肪などや、ヤシの実、種、ココナッツなど加工食品に用いられる油です。不飽和脂肪は、炭素同士が二重に結合しているために水素がフルに結合した状態です。二重結合が炭素連鎖中に一つしかない場合をモノ不飽和と呼ばれ、オリーブ油や菜種油、がこれにあたります。二つ以上の二重結合をしたものを多価不飽和と呼び、ベニバナ油、コーン油のn-6系脂肪や亜麻仁油(フラックスオイル)やしそ油などのn-3系脂肪に分類されています。不飽和脂肪は室温でも液体なのでオイル(油)と呼ばれ、多価不飽和魚油を除いては、一般には植物から得られます。
脂 肪 の 酸 化
脂肪中の二重結合が多くなるほど不飽和度が高くなり、空気中の酸素によって酸化しやすくなる。この状態が過酸化脂質といわれるものです。酸素分子が二重結合を攻撃し、炭素と結合して、腐ったような悪臭を放つ脂肪に変性していきます。日本で話題のDHAも加工時間が長引くと酸化して悪臭を放ちます。フレッシュな油は悪臭がありません。
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