体脂肪の増減は、総摂取カロリーと身体の活動によって消費されたカロリーのバランスによって決定されます。
脂肪ぬきの食事であっても、炭水化物などによるエネルギー摂取量が多ければ、体脂肪は減りません。
脂肪は、少量でもエネルギー価が大きい高エネルギー栄養素(カロリーになる栄養素は、タンパク質1g4kcal、脂肪1g9kcal、炭水化物1g4kcal、アルコール1g7kcalとなっています。)なので、食べすぎはエネルギーオーバーにつながり、肥満になりやすくなります。
毎日の食事で脂肪分の摂取が多いのであれば、食事での脂肪の摂取をひかえることによって、エネルギー摂取量をコントロールし、体脂肪を減らすことは可能です。
しかし、エネルギーのとりすぎを恐れるあまり、脂肪を全くとらないという極端なダイエットをしている人が見うけられますが、脂肪は、ビタミンAやDといった脂溶性ビタミンの吸収を助けるという大切な働きもあります。
そのために脂肪をとらなければはビタミン不足をもたらすことも考えられます。また、身体の中で合成できないために、食事でとらなければならない脂肪酸があります。これを必須脂肪酸といい、ビタミンのような働きがあり、最も大切な働きは血管収縮や末梢神経を調節する働きなどがあります。(注意:リノール酸の摂取が多くなりすぎないように注意が必要です。)
油ぬきの食事ではこの必須脂肪酸が不足し、血圧や血中コレステロール濃度をはじめとして、私達のカラダの機能を一定に保とうとする働きに悪影響が出てきます。
脂肪分のとりすぎには、エネルギーオーバーによる体重増加といった影響もありますが、脂肪をとらなければ痩せるというわけではありません。
脂肪ぬきの食事はかえって体調を悪くする可能性もあるということを理解し、適切な量の脂肪を摂取することが大切です。
| 油の含有量(食品100gに含まれる重量=g) |
| サラダ油 |
100.0 |
バター |
81.0 |
ラード |
100.0 |
| 牛脂身 |
70〜80 |
豚もも肉(赤身) |
3.5 |
牛もも肉(赤身) |
4.9 |
| 鶏(皮なし胸肉) |
10.1 |
マヨネーズ |
75.4 |
ドレッシング |
40.9 |
| 生クリーム |
45.0 |
普通牛乳 |
3.4 |
チーズ |
25〜34 |
| 卵 |
11.2 |
チョコレート |
33.3 |
クッキー |
21.1 |
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