エネルギーが不足すると大変です。
私たちは活動するためのエネルギー源をすべて食べ物から摂取しています。なかでも炭水化物は、エネルギー源として大切なもので、スポーツではさらに重要です。 そこで炭水化物が不足するとどのような問題が出てくるのでしょうか。
スポーツ・パフォーマンスを向上するために色々な問題点について考えたいと思います。
●集中力が保てない。
大切なことは、脳のエネルギーは炭水化物でなければ利用できないことです。脳は、炭水化物が分解されたブドウ糖を血液から取り込み、それをエネルギーとして活動しています。ブドウ糖が足りなくなると脳の活動に悪影響が出てきます。
スポーツでは、競技内容をイメージする中で相手の動きを読んだり、瞬間的な判断を下したりすることや、練習を効果的に行うためにも集中力は欠かすことができません。脳にしっかり活動してもらうためにも十分な炭水化物が必要になってきます。 また、スポーツだけでなく学習効果を上げるためにも必要になります。
●筋肉を動かすエネルギーが不足します。
スポーツやフィットネスでは、筋力発揮が成績を左右することはいうまでもありません。炭水化物が不足し、筋肉がまったく動かなくなることはありませんが、気づかないうちにパフォーマンスにマイナスの影響を生じていることがあります。たとえば、持久的な運動でスタミナが低下していたり、いつものようにプレーしているつもりでも、ここ一発奮起すべきタイミングでも十分な力が出せないなど、微妙にパフォーマンスに影響することがあります。また、技術的なミスにつながることもあります。
●筋肉が分解され、エネルギーとして使われてしまう。
エネルギー源としての炭水化物が不足すると、体は別の栄養素をエネルギーとして使うようになります。そのとさに使われるのが、体内の脂肪とたんばく質です。
脂肪がつきすぎること(体脂肪の増加)は、スポーツ・パフォーマンスや健康づくりにマイナスになることが多いので、エネルギーが不足したときに脂肪だけが使われると非常に好都合なのですが、困ることに体内のたんばく質(筋肉)も使われてしまいます。つまり、筋肉を分解してエネルギーに変えてしまうので、スポーツ選手にとっては一番困った状態になってしまいます。強化練習などでカラダが締まってきたわりに効果があがらないという選手の場合は、ほとんどが筋肉痩せの状態になっていることが多いようです。 |