1日5回食でもOKです。でも内容・方法にはルールがあります。
一般的な生活では、朝、昼、夕と3回食事をとります。勉強に励む学生や会社での仕事だけの社会人の場合にはこれで十分と思われますが、スポーツ選手の場合には、エネルギー摂取量を多くする必要と、練習時間などで食事と食事の間が7〜8時間、場合によってはもっと間隔が開いてしまうなど、いろいろと一般的な人とは違う生活内容になっています。
学校クラブを例にすると、午後4時から3時間の練習がある場合には、夕食は早くて8時ごろとなります。昼食を12時〜13時の間にとっているとすると、6時以降ではかなり血糖値が下がった状態で練習していることになります。このような状態では集中力が低下し、高いレベルの練習は期待できないということになっています また、スイミングクラブなどでトレーニングしている選手の場合にはもっと大変です。
多くのクラブが選手の練習時間帯が18時〜20時であり、夕食は21時を過ぎてしまっています。
こうした状態でトレーニング効果を上げるためには、練習の1時間〜30分位前に軽くエネルギー源となる炭水化物(おにぎりやパン)、ビタミンやミネラル分として不足しがちな乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)、果物などを食べるようにします。また、水泳選手の場合には、体温を確保する栄養素としてタンパク質を練習前に補給しておくと、練習でバテなくなります。
一方練習後は、30分程度で夕食がとれる場合を除き、トレーニング終了後15〜30分以内に炭水化物を摂取して筋グリコーゲンの回復を早めることが大切です。方法としては、運動直後はのどが乾いていますので、果汁のように口あたりのよい、のどを通りやすい液状のゼリータイプや「ビコーズ・カーブスプラス」や「VAAM」などがオススメです。
合宿や強化練習などでさらにエネルギー消費量が多くなる場合には、間食を1日2〜3回とって、1日の食事量が多くならないようにします。
(注意)間食とは、甘いお菓子などを指していません。お菓子やアイスクリーム、ソフトドリンクは、食べ方によっては疲労回復や精神的なリラックスに効果がありますが、体脂肪を増加させたりするなどの問題があります。できるだけ炭水化物などエネルギー源となるものを食べることがベストです。
スポーツ選手にとって「何を食べるか」という食事の内容だけでなく、「どのように食べるか」という食事のとり方もきわめて重要なことです。 |