Sports Nutrition 魚が大嫌いなスポーツ選手の人に
 日本人の食生活は肉中心の欧米型の食事に変わってきており、スポーツ選手の体形はすばらしく向上してきました。 しかしその反面、心筋梗塞、脳血栓、動腕硬化、狭心症といった欧米型の生活習慣病が増える傾向にあり(1970年は生活習慣病率が5.8%でしたが、25年後の1995年は30.8%と増加しています。)、このことはスポーツ選手のパフォーマンスについても悪影響を及ぼすことがあります。
 この生活習慣病増加原因の一つは、「魚」を食べなくなったことです。
 農村と漁村の魚の摂取量を比較すると、農村は漁村の3分の1程度しか魚を食べていません。そして、欧米型生活習慣病による死亡率は、農村25%に対して漁村15%と10ポイントも農村が上回っているのです。
 これは、漁村の魚主体の食事に対して、農村の肉主体の食事差といっていいと思います。そこで、がぜん注目を集めたのが、魚というわけです。日本だけではなく、世界的に、今、魚が見直されているのです。それも、アジ、イワシ、サバ、カツオなどの大衆的な「青魚」が、体にとてもいいというのです。魚が嫌いなんてもう言えませんよ。

● 青魚には栄養がいっぱい
 確かに、青魚には脂肪がたっぶり含まれていますが、魚の脂肪は、肉と違って「不飽和脂肪酸」という素晴らしい成分が含まれています。
 肉には中性脂肪が多く、食べ過ぎるとコレステロールが確実に増加します。しかし、青魚の不飽和脂肪酸には、コレステロールを減少させる効果があるのです。つまり、青魚を食べているといつもサラサラの血液ですが、肉ばかり食べているとドロドロの血液になるのです。また、青魚には、そのほかビタミン、ミネラル、アミノ酸、タウリン、カルシウムなどが含まれています。白身魚もこれらの成分を含んでいますが、青魚はビタミンA、B1、B2、D、鉄分が白身魚よりたくさん含まれています。
 そして、鉄分は、青魚有の「血合」にたっぶり含まれています。その量は、鶏のレバーに匹敵するほどです。しかも、青魚に含まれる鉄分は、35%と高い吸収率のヘム鉄なので、体内に容易に取り込まれます。そのために、昔から「青魚は貧血に効く」といわれているのです。

 さらに、注目されるのは、不他和脂肪酸のDHAとEPAです。これは、つい最近発見された青魚の新しいパワーなのです。ここまで読まれた方は、青魚の素晴らしさが理解できたと思います。しっかり食べてください。

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