● ご飯を食べる。スポーツ選手にはオススメです。
朝にご飯を食べない、あるいは朝食抜きという人が多くなっています。最近の調査では、中学生の約40%は朝食抜きだそうです。これでは、「ガス欠」の状態でお昼まで過ごさなければいけなくなります。
私たちの体は寝ている間も体内のグリコーゲン(エネルギー源)を消費しています。そして、朝めざめたときには、エネルギー源はかなり消費されています。そのために、朝、エネルギー源を補給する目的のため、グリコーゲンの材料である炭水化物(ご飯、パンなど)を摂る必要があります。
ご飯などの炭水化物は、すぐ消化されてブドウ糖になり全身に行きわたります。また、血糖値も上がり、体温が上昇し、体全体が目覚めた状態となっていきます。(朝食抜きの子供たちが、学習能力が上がらないのはこのためです。また、朝練などの場合にも、効果をあげるために炭水化物をうまく補給しなければいけません。)
しかし、パンとコーヒーといった朝食は単に手軽というだけで、中身も炭水化物と脂肪だけとなり、カロリーが高くなってしまいます。その点、「ご飯」「味噌汁」、アミノ酸を含む「卵料理のおかずや焼き魚」という組み合わせは、実にバランスがとれた朝食といえます。
ご飯はパンより低カロリーで消化時間も遅いため(ご飯は粒のまま食べますが、麺類やパンは一度粉にした穀物を食べることになります。これが大きな差で、粉食は消化吸収が早いので、太りやすい。)、腹持ちがよく、カロリーオーバーの元凶となる間食を避けることができます。その点、パンは腹持ちが悪いため、10時頃になるとつい「おやつでも…」となってしまうことがあります。
炭水化物の中でも、お米のでんぶんは良質であるために、消化吸収率が98%と高く、すぐに力が出るうえ、その力が持続するといわれています。
バランスのとれた食事ということからご飯食だけとはいいませんが、朝、パン食でしか時間が取れない場合には、昼食には是非ともご飯食にしていただきたいものです。
かつて、日本では「ご飯を食べると太る」という迷信が横行しました。今でもこれを信じ、ダイエットのためにご飯よりも、麺類、パンなどを食べている人は多いようです。でも、肥満に悩む欧米人がご飯を中心に据えた日本型の食事に注目していることからも明らかなように、実はご飯の方が太りにくいのです。
また、脳は通常ブドウ糖をエネルギー源にしていますが、お米に含まれるでんぶんは、消化されるとブドウ糖に変わるので、脳の働きを活性化することにもなるといいます。
ご飯にビタミンB1を多く含む大豆や卵を組み合わせさえすれば、ご飯は理想のスポーツ食といえます 試合当日は、パンよりもご飯、ご飯よりもお粥、お粥よりも餅が基本です。 |