Sports Nutrition 練習から試合当日の食事
 練習期では、パワー・エネルギー・コンディションすべてを満足させるために、栄養バランスの整った食事をする必要がありますが、試合の当日は、あくまでも試合に勝つだけのエネルギー主体の食事になり、練習期の食事のような、肉、卵、乳製品などに含まれるたんぱく質や脂肪をたくさん食べる内容ではマイナス要素となってしまいます。
 短距離を得意とする選手には、パワーとスピードといった瞬発力が必要です。
 筋力トレーニングやスプリントなど筋肉への負担をかけることと、すばやい反応ができるようにすることが練習の目的です。そのために、練習期の食事は、筋肉トレーニング期と同等のたんぱく質の摂取が必要になります。また、腱や靭帯などの強化のために、特にビタミンCを多くとることが大切です。

(*コラーゲンを食べるように薦めているメーカーもありますが、個人の見解としてはビタミンCを充分摂取することを大切にしています。コラーゲンは体内で、タンパク質として利用されるものと考えており、関節や靭帯の材料にもなりますが、良質のタンパク質とビタミンC摂取すればOKです。)

 脂肪の多い材料や油分の多い料理をとりすぎて体脂肪が増えすぎると、スピードに対して悪影響があります。
 長距離を得意とする選手は、持久力強化のために筋グリコーゲンを利用するための筋肉負荷の練習をしています。エネルギー源となる筋グリコーゲンは、ごはん・パン・麺類が材料となるのでしっかりと食べる必要があります。
 夕食には、筋グリコーゲンを回復させやすい、鍋焼きうどん、雑炊、肉じゃがなどの煮込み料理が最適です。肉を嫌う選手の場合は、たんぱく質・鉄分の摂取が不十分になるおそれがあります。代替食品として、プロテインの利用や魚・卵・牛乳からたんぱく質をとり、鉄分は、卵・煮干し・アサリなどから積極的にとってください。また、ビタミンB1を多く含んでいる豚肉を食べない場合には胚芽などを利用したり、マルチビタミンなどを利用してください。

 魚を嫌う選手は大変困ります。魚からはたんぱく質の摂取だけではなく、カラダによい脂が含まれています。不飽和脂肪酸と呼ばれていますが、血液をやわらかくしたりし血栓をできにくくしたりしています。

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